項目
1)ヨガの歴史
2)ヨガの世界
3)ヨガから得られるもの
4)ヨガと身体の動き
5)ヨガの流派
6)代表的シークエンス
一般的に知られているヨーガ(ヨガ)は単に
「運動」となっているが、ポーズをとるだけがヨーガではない.
<ヨガの歴史>
ヨガの起源は、謎のベールに包まれたままです.
ヨガは神聖な生命科学とされ、賢者たちが自らの瞑想による悟りをへて体得してきたものです.
ヨーガを存在していたという考古学的証拠で最古のものは、ヨガのポーズをとる人の姿の意志を表面に刻み付けたもので、これがインダス川流域から多数発掘されており、紀元前3000年ごろのものと考えられています.
<ヨガの世界>
数千年(4000年から5000年前)の昔にインドで生まれたヨガは、完成された生命科学です.世界最古の人間開発体系でもあり、からだと心と魂の3領域をカバーしています.
古代のヨーギたちは、人間の本質とはなにか、人が自分自身とも環境とも調和して生きるためには何が必要かを知り尽くしていました.
彼らの考えでは、肉体は乗り物で、心はその御者、魂こそ人間にとって本当の自分であり、肉体という車を動かすのは行動と感情と知性の3つの力でした.
統一ある発達のためには、これら3つの力の間にバランスがとれていなければなりません.
ヨーギは、心とからだの関わりを考えながら、このバランスを保独特の方法を編み出しました.その方法は、身体を健康に保つのに必要な運動を網羅した上、心にやすらぎをもたらす呼吸法と瞑想法を組み合わせたものだったのです.
<ヨガから得られるもの>
きっかけはなんであれ、あなたの道具になり得えるのがヨガです.
あたなが求めていたものはもちろん、それ以上のものを与えてくれる道具です.ヨガがどんなものかを知りたければ、自分で経験するしかありません.
一見しただけではせいぜい、奇妙なポーズで身体を引き締めて柔軟するくらいのことにしか思えません.
しかし、きちんと続けていれば、そのうちに人生に向かう態度が微妙に変わってくることに気づくはずです.
心と志向をコントロールできるようになれば、文字通り何事も可能になります。真の自己実現を妨げているのは、私たち自身の幻想や先入観だけであることに気づく事ができるでしょう。
<ヨガと身体の働き>
近年、医学研究分野でもヨガに効果に関心が向かい始めました.
例えば、死体のポーズ(シャバーサナ)でのリラックスは、高血圧を抑える効果があるとか、アーサナとプラーナヤーマ(呼吸法・調気法)を規則的に続けると、関節炎、動脈硬化、慢性疲労、ぜんそく、静脈瘤、心疾患など幅広い病気に効果があるという研究報告があります.
また、普通は困難とされている、体温、心拍、血圧といった自律神経系の不随意なはたらきを意識的にコントロールすることができることも確認できました.
または、肺活量と呼吸量の著しい増大、体重減少と肥満解消、ストレスに対する抵抗力の増大、コレステロールと血糖値の低下といった効果があらわれました.
どちらも、身体をナチュラルな仕組みを安定・回復させる方向に働くのです.
ヨガが健康法としても予防法としても有効な事は、今日、疑いようのないことです.
<ヨガの流派>
本来の目的は、『悟りの境地に到達する事』、『すべてのものが一つであるということに気づく事』
ヨーガ的に言うと『解脱』、『Oneness』、『Grace』が目的であるが、
その修行の方法として、様々なものがあります.
その一つにハタヨガと呼ばれるポーズ(アーサナ)をとる方法があります.
その中でも様々な流派が存在します.
日本の仏教と同じように、浄土真宗があれば、浄土宗、禅宗など、様々な考えがあります.それと同じ事です.
何も見返りなく物事を行う・奉仕するヨガを『カルマヨガ』.
踊りなどを通して神に祈りを捧げる『バクティヨガ』
ポーズをとることで修行する『ハタヨガ』
ハタヨガの中でも
ヨガマットやベルトなど提案した流派で、8つの枝(八支則)という意味が言葉にある、呼吸と動作を調和させるアシュタンガヨガ、
アライメントを重視するアイアンガーヨガ、
両方のスタイルと取り入れたアヌサラヨガ、
アメリカ的なスタイルを取り入れたパワーヨガ、
ストレッチの要素が強い同じアーサナを長い時間とる陰ヨガ,
など、様々なスタイルに分かれます。
<代表的シークエンス>
太陽礼拝A (Surya Namaskar A) * Ekhart Yoga.com より
正しいアライメントを意識して行う事で、よりコアが賦活されます.
運動の準備として行って頂いても効果的です.
まだまだ続く・・・